医療用ウィッグは抜け毛をカバーするために使用されることが多いため、着用時に自然に見えることが重要です。では、自然に見えるウィッグの付け方の基本を押さえておきましょう。ここからは、GPウィッグとヘアピースのカスタマイズ方法を紹介します。
何らかのかつらを着用する場合は、インナー キャップを用意することをお勧めします。また、仕上げ用の太いブラシと保管用のウィッグスタンドを用意することをお勧めします。
医療 用 ウィッグの付け方
まず、医療用ウィッグの基本的な付け方を紹介します。ウィッグを装着した際に自然な印象を与えるために、ここで紹介したポイントに注意してください。
1.インナーキャップを着用する
まずはインナーキャップを装着してウィッグを装着する準備をしましょう。地毛をネットでまとめると装着しやすく、ズレにくくなります。また、インナーキャップは脱毛時に頭皮を保護し、皮脂や汗の汚れを吸収します。ウィッグと合わせてご用意いただくと安心です。
2.ウィッグを持つ
ウィッグの表裏を確認し、手に持ってください。 「ペン」が二股に分かれている方が表です。キャップはウィッグを取り付ける部分で、櫛部分にヘアネットや髪の毛を入れて使用します。ウィッグを開けた後、後ろの襟ぐりの両サイドを両手で持ちます。
3.額にかけるようにのせる
ウィッグの前面を額にあて、まっすぐにします。次に、かつらを前から後ろに下げます。内キャップとキャップを合わせたら、両手でキャップを閉めてください。カチッと音がしたら、コネクタは固定されています。このとき、前髪やもみあげがウィッグにかからないように注意してください。
4.後方にずらすように合わせる
ウィッグのうなじ部分を持って後方に動かし、全体の位置を調整しましょう。強く引っ張りすぎると、ウィッグがインナーキャップと一緒に動くことがあります。力の強さを調整しながら調整してください。
5.フィット感のある位置を確認する
ウィッグは生え際で固定するのが目安です。ウィッグが最初から適切なサイズであれば、着用したときに頭の形にぴったりとフィットします。小さなステップを使用して調整し、どこに収まるかを確認します。
6.ウィッグを少し内側に向けてフィットさせる
着用しているウィッグの左右のバランスが同じであることを確認してください。また、ウィッグは両耳側に「耳芯」と呼ばれる硬いワイヤーの入った部分があります。顔のラインに沿うように、イヤーカップを少し内側に調整します。このとき、ピンが外側に曲がらないように注意してください。インナーキャップを着用していない場合は、この時点でキャップを閉めてください。インナーキャップを着用していない方は、この時位置が良ければ両手でキャップを閉めてください。 （「カチッ」と音がするまでしっかり閉めてください。）
7.ブラシでスタイルを整える
最後に、太いブラシまたは櫛を使用して髪を整えます。ブラッシングでふんわりヘアスタイルに仕上げます。
8.ご使用後はウィッグスタンドへ
ウィッグを装着した後は、ウィッグスタンドに保管する前にブラッシングしてスタイリングしてください。ウィッグスタンドは、ウィッグを乾燥・保管するための専用スタンドです。毎日のちょっとしたお手入れでウィッグは長持ちします。